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高野山・宿坊体験その1(精進料理・晩ごはん編4/3)
    2009年 04月 10日



今回お世話になった宿坊は西門院(さいもんいん)さん。
高野山・宿坊体験その1(精進料理・晩ごはん編4/3)_f0025795_9334056.jpg
↑立派な門構えです。

高野山別格本山 西門院
〒648-0211  和歌山県伊都郡高野町高野山447
TEL(0736)56-2031  FAX(0736)56-2206
E-mail sim-tj@fine.ocn.ne.jp
http://www3.ocn.ne.jp/~saimonin/


これまた無知な話で恥ずかしいんですけど、
宿坊っていう存在を全く知りませんでした(A;´ 3`) ぁせぁせ

修行や参拝に来た人のために、お寺がやってるお宿のことだそうで。

全国にあるそうですが、高野山は宿坊が53もあるそう。
日本各地から参拝者が訪るため、ひと昔前迄は、
各宿坊もそれぞれの地域専用だったらしく、この西門院さんは、
千葉県(房総藩)から来た人のための宿坊だったそうです。
(現在はどこの人だろうと関係なく宿泊出来る)

ほぉ~((o(*´c_,`*)o))また勉強になったw
高野山・宿坊体験その1(精進料理・晩ごはん編4/3)_f0025795_934027.jpg
↑右端が入り口。
本堂は撮影禁止だったので、宿坊スペースのみの撮影です。

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↑前日は雪が降ったそう。さすが山の上。めちゃくちゃ寒いです。

バスガイドさんが、
高野山を「山上」、ふもとの町(私たちが普段いる場所)を「下界」
と言ってました。

いわゆる仏教でいうところの「欲界」です。
欲望(色欲・貪欲・財欲など)
とらわれた生物が住む世界。


「山上」は分かるけど、麓を「下界」と表現するところが
さすが高野山なんだな~なんて思ってしまった(((uдu*)ゥンゥン


下界を一旦切り捨て、山上で心を清めて帰る事が
この宿泊の目的なんですねぇ。
なんとなくやってきて、なんとなく帰って行くだけじゃ
なんの意味もないという事です。


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↑私が滞在したお部屋は「摩尼」(まに)という名前のお部屋。

調べたら、「摩尼山」という山が高野山にあるので、
そこから付けたようです。名前からして宿坊って感じ!

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思ってたよりも普通な感じでした。
自分の想像では超オンボロの部屋だったんです。
お寺に宿泊するんだから修行の一環で捉えてたので
ストーブや電気毛布完備でかなりホっとしました。
(しかし、あとでココのHPを見たら、この部屋が一番ショボそうでした・笑)

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↑なんか(´c_,`人)好きです♪



さて、お待ちかねの精進料理

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大広間でいただきます★



重いので折りたたみ↓





精進料理と言っても、場所によっては肉魚などを使う
ナンチャッテ精進料理だったりするそうなんですけど、

高野山の宿坊は肉魚を一切使用しない完全な精進料理
食べさせてくださるそうです。

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バスガイドさんに散々「量が少なすぎてお腹すく」って脅されてたので、
見た瞬間「えぇ?!こんなに豪勢!」てビックリしてしまいました。

バスガイドさんは下界の肉が恋しいようで、
焼肉の話ばかりしてましたけど(笑)

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↑割り箸の裏にはこんな文字が。
感謝していただきます!

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天ぷら。(かぼちゃ、生姜、おくら、海苔、じゃがいも)
卵使わないでどうやってこういう風になるんだろ!
天つゆが不思議な感じでした。

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空海(弘法大師)が千二百年あまり前この地に伝えたのがごま豆腐

西門院のごま豆腐は、本場吉野より取り寄せた本葛に、
高野山の地下より汲み上げた清潔で純粋な地下水により
丹念に練り上げた特製の「手作りごま豆腐」だそうです。
トロリとした舌触りと濃厚な「胡麻」の風味が広がります。

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↑こちらはセリとゴマの和え物
しょっぱい系です。香りと食感がいいです。

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↑ダシがとてもしっかり効いていたお吸い物。
どうやってこんなにしっかりしたお出汁を出せるのかが知りたいです。
化学調味料を使わないような高級日本料理屋とかのお料理って
超薄味で嫌いなんですけど、ここのは味が濃かった!美味!


二の膳
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なますはお正月にしか食べないので嬉しい~
すごく美味しかったです。

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やっぱり高野山と言えば高野豆腐!!
炊き合わせですね。
修行層の疲れた体を癒すためか、ものすっごく甘いんです。
でもおいしー!

お土産に絶対高野豆腐買ってかえらないと(///∇//)
高野豆腐、大・大・大好きです。


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二の膳にのっていたのは、お札!
2種もです。本当に素敵な心遣いに感激です!

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給仕はお坊さんがやってくれるんですけど、
なぜか申し訳ない気持ちでイッパイになります(;´・ω・`A ```
感謝の気持ちも倍増ですね~


こういうお食事なら毎日でも歓迎!
すごく美味しかったし、お腹もイッパイになりました★



その2(朝ごはん編)につづく。








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